当会の活動は、乗鞍岳の自然の維持・保全と地域発展及び自然保護への啓蒙に大きく寄与するものと考えておりますが、近年は乗鞍岳に限らず飛騨地域全般の自然環境問題にも目を向けるよう活動しています。
今後も当会は、自然と共存し、賢明な利用を図るための環境づくり、つまり「持続可能な地域発展と乗鞍岳と飛騨の豊かな自然環境の維持・保全」を目指したいと考えております。
皆さんの参加をお待ちしています。
当会は、平成12年に乗鞍岳の自然環境を守るため、地元で活動する『ふるさと歩こう会』『岐阜県野鳥の会飛騨ブロック』『飛騨山岳会』などが連携して発足しました。
現在、活動の対象を飛騨一円に広げ、飛騨の自然を愛する会員数は個人、団体含めて約100名、設立当初より弁護士(飯田洋)が会長を務めています。
活動内容の一つは、年に2、3回程自然観察会を実施し、飛騨の山々や自然を楽しみながら現状を把握することです。乗鞍岳を中心に、近隣のフィールドを散策しつつ、自然保護問題について考えてきました。
観察会は、悪天候なら悪天候なりに、自然の厳しさを肌で感じつつ、自然の達人が先達となって臨機応変、自然観察の目を養います。子連れの参加も多く、参加者から「昼食時におかずやお菓子が手から手へと渡り、膝を突き合わせての楽しい交流は、温かい思い出となった」との感想も寄せられています。
そのほかに渡りをする蝶アサギマダラのマーキング、ドングリの植樹等の野外調査・保全活動から、フィールドを室内に変えた公開講座「自然談話室」も始まり、好評を博しています。
また、環境スペシャリストを講師に迎えて、会員や市民向けにその時々に応じた講演会を開催しています。平成13年には「乗鞍の明日を考える」と題してシンポジウムを開き、立松和平氏の基調講演「美しき日本の自然」では、氏の足尾での植林活動を「貧者の一灯」と称し、「自然に対する思い、貧者の一灯は量ではなくささやかだけども心を込め継続してやり遂げることが大切だ」とのお言葉をいただきました。
その他、地元自治体で組織する「乗鞍スカイライン検討委員会」や、乗鞍自動車利用適正化協議会主催の「乗鞍フォーラム」、長野県大町市山岳博物館に事務局のある「ライチョウ会議」への参加等、積極的に行政機関及び他の団体と相互の情報・意見交換を図ったり、様々な要望書や乗鞍スカイライン無料化に伴う利用制限についての提言書を環境省、岐阜県知事、及び関係各機関に提出するなどして、社会貢献を図っています。
※各行事の問合せ先
松崎(090-4214-5208、ioauregihserimus@hidatakayama.ne.jp)
高山市の「生物多様性ひだたかやま戦略実施行動計画」に対する具体的提言
→内容はこちら
当会の活動内容の詳細は、年4回発行される会報「くらがね通信」に記載されています。
⇒バックナンバーはこちら
当会は、今後も乗鞍岳をはじめ、地元飛騨の自然と共生するため活動していきたいと思っています。
皆さんの参加をお待ちしています。
会員を募集しています!
・年会費=個人2,000円、家族3,000円、団体5,000円
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・郵便振替 00800-8-129365
・振込先 乗鞍岳の自然を考える会